ブログ一覧に戻る
脳・神経・メンタル

「6月病」——五月病より見逃されやすい初夏の不調|梅雨の日照不足・セロトニン・ビタミンDを分子栄養学で立て直す

6月になって急にだるい・気分が晴れない——それは新年度の疲れが蓄積したところに、梅雨の日照不足と低気圧が重なって起きる「6月病」かもしれません。セロトニン・ビタミンD・鉄・自律神経の視点から、初夏のメンタル不調を整える分子栄養学的アプローチを解説します。

NJM編集部(監修:大黒 充晴/柔道整復師・臨床23年)6月病六月病梅雨セロトニンビタミンD日照不足トリプトファン自律神経低気圧分子栄養学
「6月病」——五月病より見逃されやすい初夏の不調|梅雨の日照不足・セロトニン・ビタミンDを分子栄養学で立て直す

「五月病は乗り越えたのに、6月になってまた不調」——それ、6月病かもしれません

GW明けの五月病はなんとか乗り切った。でも6月に入って、また朝起きるのがつらい・気分が晴れない・体が重い——。

これは俗に「6月病(六月病)」と呼ばれる状態です。五月病ほど知られていませんが、近年むしろ増えているといわれます。理由は明確で、4〜5月の新環境ストレスで消耗した心身に、6月の梅雨(日照不足・低気圧・気温差)という追い打ちが重なるから。気合の問題ではなく、栄養と環境が絡んだ体の反応です。


3行でわかるポイント: 6月病は、新年度の疲労の蓄積に「梅雨の日照不足」が重なって起きます。日光が減るとセロトニンとビタミンDが同時に低下し、気分・意欲・睡眠リズムが崩れます。トリプトファン・ビタミンB6・鉄でセロトニンを、ビタミンDで日照不足を補い、自律神経を整えるのが基本です。


五月病と6月病はどう違うのか

五月病6月病
時期GW明け(5月中旬)梅雨入り後(6月)
主因新環境ストレス・緊張の緩み疲労の蓄積+日照不足・低気圧
特徴急に来る・一過性が多いじわじわ・長引きやすい
環境要因少ない梅雨が大きく関与

五月病が「新しい環境への適応疲れ」だとすれば、6月病はそこに梅雨という気象ストレスが乗った、より複合的な不調です。だからこそ、栄養と環境の両面からの対策が効きます。


梅雨が心に効く理由①——日照不足でセロトニンが減る

セロトニンは「気分の安定・意欲・睡眠リズム」をつかさどる神経伝達物質です。その分泌は日光(とくに朝の光)に強く影響されます。

【日照とセロトニンの関係】

朝の光を浴びる
    ↓
セロトニン分泌が高まる(日中の意欲・安定)
    ↓ 夜、暗くなると変換
メラトニン(夜の睡眠)

梅雨 → 日照時間が激減
    ↓
セロトニンが上がらない
    ↓
気分が沈む・やる気が出ない・睡眠も乱れる

梅雨の曇天続きは、この「朝の光のスイッチ」が入りにくくなる季節。だから6月は気分が落ち込みやすいのです。


梅雨が心に効く理由②——ビタミンD不足

ビタミンDは、日光(紫外線)を浴びることで皮膚で作られる「日光ビタミン」です。梅雨で日光が減ると、ビタミンDの産生が落ち込みます

ビタミンDは骨だけでなく、脳の働き・気分の安定・免疫の調整にも関わることがわかってきています。日照の少ない季節に気分が落ちやすいことには、このビタミンDの低下も関係していると考えられています。


梅雨が心に効く理由③——低気圧と自律神経

梅雨の低気圧は、自律神経のバランスを乱します。気圧が下がると副交感神経が優位に傾きやすく、だるさ・眠気・頭痛・気分の落ち込みが出やすくなります。気温差の大きさも自律神経を疲れさせます。

ここで消耗するのがマグネシウム・ビタミンB群。自律神経をやりくりするために大量に使われ、不足するとさらに不調が増幅します。


セロトニンを作る材料を切らさない

落ち込みを立て直す鍵は、セロトニンの材料を満たすこと。

【セロトニン合成の流れ】

トリプトファン(食事)
    ↓ ビタミンB6・鉄
5-HTP
    ↓ ビタミンB6
セロトニン(昼の気分・意欲)
    ↓ 夜
メラトニン(睡眠)

材料となるトリプトファン(大豆・卵・かつお・バナナ)に加え、合成に必要なビタミンB6・鉄が欠かせません。とくに鉄が不足しがちな女性は、6月病の症状が重く出やすい傾向があります。


今日から試せる超簡単レシピ

「6月病リセット丼——トリプトファン×B6×鉄を一皿で」

【材料(1人前)】
・温かいごはん        150g
・かつおのたたき      80g(トリプトファン・鉄・B6)
・卵黄                1個(トリプトファン)
・小ねぎ・刻みのり    少々
・しょうゆ・しょうが  適量
・バナナ(デザート)  1/2本(トリプトファン・B6)

【作り方】
ごはんにかつおのたたきを並べ、卵黄をのせる。
しょうが醤油で。食後にバナナを1/2本。

【ポイント】
・かつお=トリプトファン・鉄・ビタミンB6・ナイアシンの全部入り
・卵黄=トリプトファンとビタミンB群の宝庫
・温かいごはん=血糖をゆるやかに上げて午後の安定を
・朝はカーテンを開けて、曇りでも外の光を浴びる

雨でも、起きたらまずカーテンを開けて窓辺に立つ。曇天の光でも、室内照明よりずっと明るくセロトニンのスイッチを助けます。


食事だけでは補いにくい方へ——サプリメントの活用

① ニューサイエンス ビタミンD2——梅雨の「日光不足」を補う

ビタミンDは日光を浴びて皮膚で作られるため、梅雨はもっとも不足しやすい季節です。気分の安定・免疫の調整にも関わるビタミンDを、日照の少ない時期に意識して補うことは、6月病対策の要になります。

Biochemical Solution

ニューサイエンス

ビタミンD2

作用機序:制御性T細胞誘導IgE抑制NFκB下方制御カルシウム吸収神経保護

山田豊文先生監修。免疫調節ホルモン型ビタミン。制御性T細胞を増強しIgE過剰応答(アレルギー)を抑制。骨代謝・神経保護・抗炎症にも関与。

※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。推奨は生化学的エビデンスに基づく個人的見解であり、特定疾患の診断・治療を目的とするものではありません。


② ニューサイエンス ビタミンB⁺——セロトニン合成と自律神経の土台

ビタミンB6はセロトニン合成に必須で、B群全体が梅雨の自律神経のやりくりで消耗します。トリプトファンや鉄があっても、B6がなければセロトニンは作れません。気分・意欲・睡眠リズムの底上げに。

Biochemical Solution

ニューサイエンス

ビタミンB⁺

作用機序:ミエリン鞘再生TCAサイクル補因子ホモシステイン代謝神経伝達物質合成

山田豊文先生監修。B1・B2・B6・B12・葉酸を含む複合ビタミンB群。末梢神経のミエリン鞘再生・エネルギー代謝(TCAサイクル)の補因子として神経修復を促進。

※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。推奨は生化学的エビデンスに基づく個人的見解であり、特定疾患の診断・治療を目的とするものではありません。


③ NOW Foods L-テアニン——低気圧でざわつく心を静める

テアニンは緑茶由来のリラックス成分で、脳のα波を増やし、興奮を抑えながら穏やかな覚醒を保ちます。低気圧の日のそわそわ・寝つきの悪さ・夜の緊張に。眠気を強制せず自然に整えます。

Biochemical Solution

NOW Foods(iHerb)

L-テアニン(90粒)

作用機序:α波増加GABA産生促進グルタミン酸拮抗ドーパミン調節抗ストレス

緑茶由来のアミノ酸。脳内のα波を増加させリラックス状態を誘導。GABA・ドーパミン・セロトニン系に作用し、興奮を抑えずに覚醒下でのリラックスを実現。カフェインの過剰興奮を打ち消す効果もあり、就寝前の「脳の静め役」として有効。

※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。推奨は生化学的エビデンスに基づく個人的見解であり、特定疾患の診断・治療を目的とするものではありません。


まとめ

6月病のサイン体内で起きていること対策
気分が晴れない日照不足でセロトニン低下朝の光+トリプトファン+B6
なんとなく不調が続くビタミンD不足ビタミンDの補給
だるい・眠い・頭痛低気圧で自律神経の乱れマグネシウム・B群・休息
疲れが抜けない(女性)鉄不足でセロトニン作れず鉄+たんぱく質

6月病は「梅雨だから仕方ない」と耐えるものではなく、光・栄養・睡眠を整えれば軽くできる不調です。気合で乗り切ろうとするほど消耗するので、まずは朝のカーテンと一皿の食事から始めてみてください。


本記事は教育目的の情報提供です。2週間以上続く強い抑うつ・眠れない・希死念慮がある場合は、速やかに医療機関(精神科・心療内科)にご相談ください。

監修:大黒 充晴(柔道整復師(国家資格) / 杏林アカデミー(杏林予防医学研究所)上級講座修了 / JALNIマスター講座修了者 / 臨床歴23年)/ 編集:NJM編集部

LINE FREE CHECK

まずは無料で、自分の不調タイプを確認しませんか?

疲れ・朝のだるさ・食後の眠気・甘いもの欲など、今の状態に合わせて読むべき内容をLINEで受け取れます。 登録後に不要な個別相談へ誘導する設計ではありません。

無料診断、セルフケアの基本、7日間リセットプログラムの案内を必要な順番でお届けします。

LINEで無料診断を受け取る

関連記事

不調タイプを無料チェック

LINEでセルフケアの入口を受け取る

LINE登録
無料診断プログラム一覧